日本の近畿地方に位置する府。府庁所在地は京都市。 令制国でいう山城国の全域、丹波国の東部および丹後国の全域を府域とする。恭仁京(木津川市)や長岡京(向日市・長岡京市・京都市西京区)、平安京(京都市)など、日本の首都が置かれていた歴史がある古都である。 北部の丹後半島と舞鶴湾、若狭湾で日本海に面する。北部に丹後山地、福知山盆地、中央部に丹波高地、亀岡盆地、南部に京都盆地があり、標高1,000m以下の低山地帯を形成している。府の面積の75%以上が山地・丘陵地である。
日本の近畿地方に位置する府。府庁所在地は京都市。 令制国でいう山城国の全域、丹波国の東部および丹後国の全域を府域とする。恭仁京(木津川市)や長岡京(向日市・長岡京市・京都市西京区)、平安京(京都市)など、日本の首都が置かれていた歴史がある古都である。 北部の丹後半島と舞鶴湾、若狭湾で日本海に面する。北部に丹後山地、福知山盆地、中央部に丹波高地、亀岡盆地、南部に京都盆地があり、標高1,000m以下の低山地帯を形成している。府の面積の75%以上が山地・丘陵地である。
日本の近畿地方に位置する県。県庁所在地は奈良市。 紀伊半島内陸部にあり、令制国の大和国の領域を占め、北西部の盆地部を除けば険しい山々がそびえており、人口の偏りがかなり大きい。都道府県面積は全国で8番目に狭く内陸8県では最も狭い。 奈良県では、多くの自治体が大阪都市圏に含まれている。下記の表は、県内の都市雇用圏を表したものである。一方、大阪都市圏の各自治体のほか五條市や吉野郡の一部も京阪神大都市圏に含まれる。県庁所在地である奈良市や生駒市は県の最北部に位置し、大阪や京都へのアクセスにおいては至便でベッドタウンとなっている。また、奈良県では主要な公共交通手段として近畿日本鉄道(近鉄)が大部分を担っており、県中部の橿原市や御所市、県南部の吉野町などからも大阪都市圏に1時間程度でのアクセスが可能となっている。
日本の近畿地方に位置する県。県庁所在地は和歌山市。 日本最大の半島である紀伊半島の南西側に位置し、県南部には大規模な山地を有する。 令制国では、紀伊半島の由来ともなった紀伊国の大半に当たる。和歌山とは万葉集に詠まれるほど風光明媚な和歌の浦からの豊臣秀吉の命名による地名である。江戸時代は初期には浅野家、のちに御三家の紀州徳川家の領地(紀州藩)であった。附家老として田辺に安藤家、新宮に水野家を置いた。古くから木の国と謳われたほど山林が多く(中山間地域の比率が7割超)、紀伊水道や熊野灘を挟んで変化に富んだ海岸線が続く。また、このような深山幽谷の地形から高野山開基による仏教寺院や熊野三山などの神社信仰が発達しており、その一方で中世から近代にかけては紀ノ川沿岸を中心に全国から見ても大規模な都市が形成されていた。 和歌山市を中心とする県北部は阪神工業地帯に属し、沿岸部には製鉄所や石油製油所などの重化学工業が盛んであるが、太平洋ベルトから外れた立地条件の悪さや平地が少ないことと自然保護政策の一環で確保できる工業用地の貧弱さ、そしてそれによる機械工業の不振から大阪府や兵庫県の様な過密都市圏の工業と比べると生産量は至って少ない。その他、県全域で果樹栽培を中心とする農業が盛んで、特に県中部でのみかん栽培や御坊市を中心とする花卉栽培、田辺市を中心とする梅などの特産品があり、他に小規模であるものの水産業、林業が盛んで、各地でのブランド育成が進んでいる。近畿地方では唯一、ここ40年間の国勢調査(1970年 - 2010年)で人口減となっている県であり、他の2府4県がいずれも15% - 40%の高い伸びとなっている中で顕著な特徴となっている。和歌山市では大阪圏などへのストロー現象が深刻で人口減少が続いている一方、岩出市や橋本市など諸都市のベッドタウンとして顕著な人口増を続けている都市も見られる。
日本の近畿地方に位置する県。県庁所在地は大津市。 周囲を山脈・山地が取り囲み、中央部に琵琶湖と近江盆地が広がる。面積は全国で10番目に狭い。面積の半分以上は山地、およそ6分の1は琵琶湖が占めており、可住地面積は大阪府よりも狭い。 全域が内陸性気候であるが、北部は北陸・山陰型の日本海側気候、南部は太平洋側気候および瀬戸内海式気候を併せ持つ。 他の地域のように日本海側気候と太平洋側気候の境目に山地があるわけではなく、湖岸に広がる同一の平地のなかで漸次的に気候が変化していくのが大きな特徴である。しかし、琵琶湖があるため他の盆地と比較すると、夏の暑さと冬の寒さは幾分穏やかである。湖西・湖北は大部分が特別豪雪地帯や豪雪地帯に指定されており、特に旧余呉町は近畿以西唯一にして日本最南端の特別豪雪地帯となっている。